
Works注文住宅
高台からの借景が美しい、大開口リビングの平屋
| 家族構成・年代 | - |
|---|---|
| エリア | 京都市 |
| 構造 | 木造平屋建て |
| 敷地面積 | 399.89m²(120.96坪) |
| 延床面積 | 144.44m²(43.69坪) |
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重心を低く抑えた寄棟屋根と、水平ラインを意識した外観。庭には、もともとこの地にあった植栽を残しています。花の開花や実の色づきで、移ろう季節を身近に感じながら暮らせる住まいです。
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玄関を入ると、杉の無垢床のやさしい香りに包まれます。玄関戸をはじめ、室内の建具はできる限り引き戸とし、日々の動作がスムーズになるよう計画しました。 廊下は、これまでのお住まいと同じ京間(メーターモジュール)を基準に、ゆとりある幅を確保。住み慣れた感覚を大切にしながら、将来にも配慮した住まいです。
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骨材を多く含んだ塗り壁を採用し、水平のラインが際立つよう左官で仕上げられています。光を受けて繊細な陰影を描き、わずかに波打つ壁が、廊下の先にある南側の居間へと視線を導きます。
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L字型に配置したLDKは、キッチンを中心に水まわりを回遊できる家事動線に。内装には京都府内産の杉床や珪藻土の壁など、自然素材を多く採り入れています。南西に広がる景色を堪能できるよう、南側に大開口窓を設置。天井と床の高さをそろえることで、内と外を緩やかにつなげました。また、窓の取り付け高さを少し低くすることで、開放感を演出しています。
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インナーテラスにすることで、壁にあたった風が方向を変え、室内に緩やかな風となって入ってきてくれます。さらに深い軒は室内に陰影をもたらし、立体感のある落ち着いた空間を作ります。
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深い軒に包まれた、眺めのよいウッドデッキ。高低差のある敷地を活かし、周囲の街並みや遠くの山々まで見渡せる開放的な空間です。また、リビングの床と木目の方向をそろえることで、室内から外へと視線が伸び、奥行きを感じられる設計に。デッキには、天然木の繊細な風合いを再現した人工木「エバーエコウッド」を採用しました。 雨戸は米栂で造作し、軒天と色調を合わせることで、木に包まれるような一体感のある空間に仕上げています。
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炉を切った和室は、家族や友人と気軽にお茶を楽しめるよう、かしこまりすぎない佇まいを意識しつつ、なぐり仕上げの板間など、細部の素材にこだわりました。
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襖の模様は波紋を描いたほそうずで、引手に「おさかな」を取り入れました。お茶会の場にもさりげなく顔をのぞかせる、遊び心のあるしつらえです。
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洗面には、アイカ工業の「スマートサニタリー」を採用。落ち着いた木目にタイルをあしらい、空間のアクセントとしました。 「海を連想できるタイルを取り入れたい」というご要望から、いくつかのサンプルをご用意し、その中から選ばれたタイルです。青や緑、黄が溶け合う、鮮やかさの中に深みを感じるターコイズカラーが印象的。横方向に貼ることで、水面のような美しいグラデーションが生まれました。
Design Note
設計士・スタッフの
コメント
当初、平屋と2階建ての2つのプランを提案しました。敷地の高い部分のみを2階建てにする方が建築コストは抑えられましたが、「せっかく新築にするなら、この土地にふさわしい住まいにしたい」というのがお施主様のご要望で、将来を見据えた暮らしやすさと計画地からみえる借景を存分に生かした平屋の計画で進めました。設計打ち合わせの多くはお施主様のご自宅にて行いました。天気が良ければ淀の花火大会が見えること、ご家族のご趣味のこと、これまで改修工事を重ねながら住まわれてきたご自宅のこと。今の暮らしについて嬉しそうにお話をしていただいたことが印象的です。
今の暮らしを丁寧に掬い上げ、遺すものを選別したうえで、新しい暮らしかたを一緒に広げていく、そんな打ち合わせができたように思います。

長年暮らしてこられた、愛着ある土地での住まいづくり。
約5.6mの高低差を活かし、南西に広がる見晴らしのよい借景や、山々を抜けて心地よく通り抜ける風、たっぷりと降り注ぐ陽の光を取り込んだ平屋が完成しました。
この土地ならではの魅力を丁寧に引き出し、職人の手仕事によって細部まで美しく仕上げた、こだわりの住まいをぜひご覧ください。