こんにちは
設計の佐藤です。
今日は温熱シミュレーションについて少しだけ紹介したいと思います。
建物の温熱性能は、断熱材の種類や厚みなどはもちろん、建物形状や窓の数・種類などによって異なります。
なので、1棟1棟違うというわけです。
周囲の建物の影響などから日照のシミュレーションで本当にどれぐらい日照があるのか?
実際のUA値は?などなど、結局はシミュレーションをしないとわからないのです。
こちらは実際に計算入力を行い、エアコンの運転効率について検討している画像です。
一般的な運転のモデルとなります。
こちらは同じ物件でLDKのみ連続で運転させてみました。
結果は当然のことながら冬の間、LDKは設定温度を保ち、日射があれば室温が上昇。
更に2階の部屋においても温度は上がっていました。
気になるのは光熱費ですよね・・・
あくまでもこの物件でのシミュレーションですが、年間で3千円ほどしか高くならない結果でした。
こちらは1階LDKで2階に3部屋という一般的な間取りでしたが、間取りによって1棟1棟条件が変わり、運転の最適は変化します。
全館空調という選択肢もあります。
なにが最適なのか?を探すことが大切です。