こんにちは!
設計部の中村です。
前回BELSについてざっっっくり概要を話させていただきましたが、
もう少しマニアックなところを話していきたいと思います。
こちらが実際の評価書となります。
☆6で最高評価となります。
星の下に記載がある削減率に則って星の数が増えていきますが、右2つの星は少し様子が違うかと思います。
右2つの星は再生可能エネルギーつまり太陽光によって発電した電気で賄った分の☆となります。
再エネ無しで35%、再エネ有り(自家消費分)で59%、再エネ(自家消費分+売電分)100%削減できている評価となります。
再エネ(自家消費分+売電分)が100%以上削減できていればZEHとなります。
次に
こちらの評価書で☆5となっています。
再エネ無しで41%、再エネ有り(自家消費分)で43%、再エネ(自家消費分+売電分)155%削減できている評価でZEHです。
155%削減できているというとかなりの削減率ですよね。
ところがこちらは☆5
あれ?削減量が多いのになんで?と思うかもしれません。
こちらの評価では太陽光の自家消費分が2%でほとんど売電に回ってしまっています。
本来自家のエネルギーを太陽光で賄うものを自家の設備でほとんど賄ってしまい自己完結しているような状態ですね。
なのでその分星が増えないんですね。
その分良い設備が入っているので悪いわけではないのですが国の評価ではこちらの方が省エネ性能が低いとされています。
例えばコージェネレーションシステムを採用した場合はこの傾向が強くなります。
ガスを使って発電し、その電気で賄っているのですがそのガスが再生可能エネルギーではないのでこの評価になります。
同じZEHでも設備等が違えばこのように違う評価となります。
コージェネレーションシステムが損するように見えるかもしれませんが、かなり良い設備です。
使用用途によってはかなり変わってきます。
デザオ建設では様々な設備の採用実績がありますので是非ご相談いただければと思います。