こんにちは。注文住宅事業部の山本です。
先日「2025年大阪・関西万博」に行ってきました。
様々な国の文化に触れることができ、良い経験・体感が出来ました。
日本館では、万博会場から集められた生ゴミからバイオガスを作り、生成したバイオガスで発電し日本館の電力を賄うなどエコな取り組みが興味をそそりました。
当社ではバイオガスとは少し違いますが「バイオエタノール」を使用する暖炉が有り北野展示場(とこしえ)でご覧いただけます。
その他にもたくさんパビリオンがある中で「BLUE OCEAN DOME」というパビリオンに行きました。
そこでは、3つの建築物が有り、それぞれ別の構造体で建築されていました。
1つ目が竹、2つ目がカーボンファイバー、3つ目が紙管(段ボール)でした。
中でも興味が湧いた構造体はカーボンファイバーです。
世界初のカーボンファイバー建築でした。
カーボンファイバーは自動車・航空機など様々な分野で利用されています。
鉄と比べて1/5の軽さで強度は4倍ある素材ですが高価なため建築に使われる事は無かったようです。
軽い素材なので、埋立地で地盤が弱い夢洲には適していたとの事です。
一般住宅は構造の強度の向上で構造体が重くなってきています。
その分、地盤が強い必要があり、地盤が弱い場合は地盤補強をする事があります。
その点、カーボンファイバーは軽いので、地盤補強する基準も下がります。
移設が可能なくらい軽いという事で、災害時の仮設住宅などの建築に役立つかと思いました。
実際に今回のドームはモルディブのリゾートホテルに移設される予定だそうです。
今後、一般住宅に使われるかはわかりませんが、メリットもあるので、適した形で実現すると提案してみたいなと思いました。
では、また次回お会いしましょう。