こんにちは、設計営業の河田です(^^)
暑さもやわらぎ、秋を感じるようになってきましたね。
ついこないだまで冷房をフル稼働していたのに、今は窓を開けて気持ちよい風を取り込んでいるってお家も多いのではないでしょうか。
春のように花粉もきつくないので、とても心地よいですね。
一年のうち窓が開けられる、そう多くないタイミングですので、ぜひ窓を開けて季節を感じましょう。
さて、今回はそんな窓について今月完成したお住まいを事例にお伝えさせていただきます。
窓の役割は住まいにおいて重要であることは言わずもがなです。
窓をうまくデザインすることで得られるものは多くあります。
得る(取り入れる)ことができる、ということは、遮る(取り入れない)こともできるということです。
「景色」「視線」「風」「光」「熱」をどう取り入れるか、または遮るか。
これにプラス、内外観のデザインをつくる上でも重要なのが窓。
このうちの「風」「光」「熱」については、デザオ建設が積極的に取り入れている設計手法「パッシブデザイン」につながるところです。
パッシブデザインについてはホームページ、また過去のブログにも書いていますので、今回は
「景色」「視線」について事例をもとに紹介させていただきます。
こちらは庭に向けた窓。
デッキスペースとつなげることで部屋の広がりを演出するとともに、庭木を眺めることのできる窓です。
光を入れることはもちろんです。
今回のお庭は、建て替え前からあり、先代からご家族が大切にされてきた松の木を中心に構成いたしました。
そんな松の木をキッチン、ダイニング、リビング、そしてデッキから眺めることができます。
2階のお部屋からも松の木が望めます。
こちらはリビング、ダイニングの窓です。
このお家が建つ敷地は2方が道路になっており、通行される方も比較的多く、視線を遮ることが必要でした。
これだけですとデメリットに感じますが、道路に面しているということは、室内からの視線が建物で遮られることがないということでもあります。
それを利用し、高窓にすることで視線を遮りつつ、空や樹木などの景色を取り入れることや、抜け感を演出することができます。
こちらは2階のお部屋の窓です。
近くのお寺と緑の景色を切り取りました。
特に2枚目の窓は絵のように見えませんか?
まさにピクチャーウィンドウです。
ピクチャーウィンドウとは「窓枠を額縁のように見立て、屋外の景色を絵画のように切り取って楽しむために設置された窓」のことです。
こちらは物干しスペースにつながる勝手口です。
お庭に続く窓同様、デッキとつなげることで奥行き感を演出しています。
この物干しは通りに面したところに位置するため、フェンスで目線を遮る計画としました。
外から見るとこんな感じで、通行人から内側は見えません。
このように、敷地の状況や間取りによって窓を最適に計画をすることで、室内がより広く感じたり、取り込む景色により贅沢な空間にできること、またストレスを軽減させることができるのです。
ちょっとした工夫で得られるものが大きいのが窓なのです。
デザオ建設では、設計士が建築地をしっかりと確認し、周囲の環境や状況を考慮したうえで間取りを作成いたします。
京都市内に多い3方が建物に囲まれてしまっている立地でも、実は建物と建物の間から景色を取り込むことができることもあります。
是非そんな家づくりをしてみたい方はデザオ建設にご相談いただければと思います。
では今回はこのあたりで。。。