みなさん、こんにちは。
森井です。
本日は少し話題を変えて、建築で使用される建材の紹介をしたいと思います。
テラゾー
テラゾーとは、セメントや樹脂に砕石を混ぜ込み、研磨して仕上げる人造大理石のことです。
イタリア語のterrazzo=テラスや床を示す言葉が語源と言われています。
起源は16世紀のイタリアで、建築で余った石材を再利用するために発明されたものといわれています。
テラゾーと言われても、イメージがつかない人も多いと思いますので、写真がこちら。
(デザオ建設新築施工実例 テラゾータイル 【平田タイル】)
少し前までは駅やビルの床材、公園の遊具、学校の洗面台など多用されていました。
私も小学校の手洗い場にテラゾーが使われていて、小さな石が詰まった不思議なものだな思った記憶があります。
少し古っぽい印象を持たれた方もいるかもしれませんが、
最近になってリバイバル!ちょっとしたトレンドになっているんです。
まずは、施工方法の説明から。
大きく分けると、現場で施工するものと工場で製造して計画地に運ぶものがあります。
本日は現場で施工するものを紹介しようと思います。
①下地(コンクリート・木など)をつくる
②プライマー(石こう)などで塗付する
③調合したテラゾーを塗りつける
④研磨をする
⑤塗装仕上げをする
では、なぜ近年テラゾーに対して見直されているのかと言いますと、そのひとつは環境に配慮された建材であることかと思います。
テラゾーの特徴として、様々な材料を骨材として使用ができます。行き場を失った建材を骨材にすることで環境にも配慮した建築材料といえるでしょう。
また、建物を解体する際に、思い入れのあるものをテラゾーの骨材として利用することで、想いも一緒に引き継ぐことができるのではないかと思います。
近年、建築業界でもサステナブルな建材を推奨し持続可能な社会づくりを目指していく流れがあります。
リニューアルオープンしたデザオ建設の都大路展示場の仕様にも、サステナブルでエコな建材を多く採用しております。
https://www.dezao.com/co_navi/IxH20160509162611-578.html
都大路展示場は、近年建築業界のトレンドである「断熱×耐震」をキーワードに暮らしやすさを高める工夫を詰め込み、断熱改修をした展示場です。
断熱等級の体感や、インナーガーデンや畳ヌックなど家づくりの参考になる部分が多くありますので、ぜひお越しください!
環境に良いことは、心地がよい。
これからも、新しいサステナブルな建材をどんどん紹介していきたいと思います!
次回も乞うご期待!