皆様、こんにちは。
注文住宅事業部の溝畑です。
厳しい暑さが続いておりますが、皆様におかれましては、ご体調を崩されませんよう、どうぞご自愛ください。
さて、新築をご検討される際、特に夏場は「涼しい家」にご関心をお持ちの方が多いかと存じます。
今回は、設計手法「パッシブデザイン」について、紹介させていただきます。
パッシブデザインとは、太陽の光や風といった自然エネルギーを活かし、快適かつ省エネルギーな暮らしを目指す設計手法です。
例えば、夏場に有効なパッシブデザインのひとつが「日射遮蔽(にっしゃしゃへい)」です。
その名の通り、日差しを遮る事で、室内温度の上昇を抑える工夫を、建物に取り入れていきます。
住宅設計では、南側に大きな窓を設け、たっぷりと光を採り入れる事が多いです。
ただし、窓を大きくする事で採光性が高まる一方で、夏場には強烈な日射が室内へ入り込み、室温上昇の原因となる事もあります。
そこで有効となるのが、「軒の出」や「庇(ひさし)」の設計です。
しっかりと軒や庇を出す事で、太陽の光を効果的に遮り、窓や外壁に日射が直接当たる時間を減らす事ができます。
特に夏の昼間は、太陽の高度が約80度と高く、ほぼ直角に日射が差し込むため、軒や庇による遮蔽効果が高まります。
これにより、室内の温度上昇を抑え、空調設備の省エネにもつながります。
↓は、弊社五条展示場の写真です。東南に大開口を設けつつ、軒の出を2mほど出しております。
8月の午後3時頃に撮影しましたが、室内や外壁には日射が届いておりません。
近年では、断熱性能の向上や、高性能なサッシの開発等により、住宅性能をあらわす数値が年々進化しています。
数値を高める取り組みも重要ですが、まずは建物の「形」や「設計」からできる工夫を取り入れる事も、大切な視点だと考えております。
また、敷地の方位や周辺環境等によっても、パッシブデザインをどのように採り入れるか?は変わってまいります。
その他にも、季節ごとの快適な住環境を実現するさまざまな工夫がございます。
弊社の展示場では、パッシブデザインを積極的に採り入れております。
ぜひ一度ご来場いただき、ご体感いただきつつ、詳しいご説明をさせていただければ幸いです。
モデルハウス詳細・ご見学予約は、下記フォームより承っております。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。