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3階建ての住宅を建てたい

こんにちは。

デザオ建設 営業担当の森井です。

 

夏の終わりを感じますね。

普段は時間があれば遠くへ飛んでいきたくなる私ですが、最近、京都が主題の小説や映画を読んだり観たりすることが多く、この夏は近場で夏を過ごしました。

私のこの夏の一番の思い出は、下鴨神社は糺の森で行われる「下鴨納涼古本まつり」に出向いたことです。

下鴨神社の古本市は、毎年8月中旬に行われる京都市最大の古本イベントのひとつです。

京都各所の古本屋さんから自慢の古本を持ち寄り、老若男女国籍問わず、開催期間の1週間をめがけてたくさんの方が押し寄せます。

少し変わったタイトルで、ついページをめくりたくなる本がずらり。

古本という言葉に構えることなく、京都の夏の風物詩のひとつとして、来年も機会があれば行きたいと思います。

 

先日、二級建築士の製図試験が行われ、今年の課題は「商店街に建つ併用住宅(木造3階建て)」でした。

これまで木造3階建ての出題はなく、今年が初めてだったようで話題になりました。

建築士試験の題材は、その時代の流れを読み取ったものが選出されることが多く、近年では「観光客向けのゲストハウス」や「シェアハウス」といった課題が挙げられており、

今年はというと、間口の狭い敷地に1階にコワーキングスペース、2・3階を住宅とする計画で、2階の子ども部屋を将来的にコワーキングスペースの一部として利用できるようにする、というような将来性を考えた設計を求められました。

実際にも、シャッター街となりつつある商店街が増える中で、間借りやシェアという新たな方法を使って、また将来的な活用の可能性を考慮した商店街の再生が求められているように感じます。

 

京都でも古くから軒を連ねた町家が、時代の流れに伴い、両側に袖壁を建てた3階建て住宅が立ち並ぶ風景が京都を表す景観のひとつになっているように感じます。

近年の木造の技術進歩により、大開口や耐震性能の実現が木造3階建てでも可能になり、その需要は増えてきましたが、

2階建てにはない、3階建てを建てる場合の特殊なルールが存在します。

少し前置きが長くなりましたが、

今回は、3階建て建物を計画する際の注意すべきポイントを書こうと思います!

限られた敷地で3階建ての住宅を計画している方、必見です!

 

高さ制限(絶対高さ・斜線制限)

高さ制限は、建物の最高高さを規制するもので、用途地域などによって異なります。

高さ制限には大きく、「絶対高さ制限」と「斜線高さ制限」があります。

絶対高さ制限は、第一種低層住居専用地域など低い建物に限定される地域で10mや12mと建物の最高高さを制限されるものです。

特に、3階建て住宅はこの絶対高さ制限に抵触しやすくなるため注意が必要です。

 

一方、斜線高さ制限は、建物の高さを道路や隣地からの距離に応じて制限するもので、道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限があります。

特に北側斜線制限は計画地の北側に隣地がある場合、隣地にとって南からの日射を妨げることになるので、隣地境界線から斜め上に斜線を引き、建物の高さに制限を設けています。

北側の一部の天井高を落としたり、天空率といった特殊な計算をするなど、設計時に十分な検討が必要です。

 

直通階段

3階以上の建物の階段はなぜか、どの階も同じ位置に、その階段の上部に連なって階段になっていることが多いように感じませんか?

これは「直通階段」といって、建物の各階から避難階(地上に通ずる出入口のある階、基本的には1階)まで、途中で迷うことがなく直通できる階段を設置しなければいけません。

ので、途中の廊下を含む避難経路の間に建具や見通しを遮るものを挟むことはできず、階段を下りて避難をしているときに、次の階段の場所は簡単に認識できる必要があるため、長い廊下やその他の居室を介して階段がある、といったこともできません。

住宅内に2つ以上の階段がある場合は、そのうち片方は自由な場所に階段を設けることができます。

 

構造規定(準防火構造)

計画している敷地が「準防火地域」に指定されており、木造3階建てを建てる場合は建物の構造を準耐火構造という火に強い構造にしなくてはいけません。

主には下地ボードを一般的なものより厚みのあるものを貼る必要があります。

 

非常用進入口又は代替進入口の設置

3階以上の道路に面する外壁には、火災発生時に消防隊が外部から進入するための非常用進入口または代替進入口の設置が義務付けられています。

非常用進入口はビルなどでよく見る赤色の逆三角形マークの付いた窓のこと、代替進入口はその緩和規定にあたります。

住宅では、外観デザインを崩さないよう、掃き出し窓やバルコニーを代替進入口の基準に合わせて計画し、赤色マークなしで済ませるケースが多いです。

代替進入口の設置基準

  • 大きさ:直径1m以上の円が内接できる、または幅75cm以上×高さ1.2m以上
  • 高さ:床面から開口部下端まで概ね1.2m以下
  • 屋外からの進入を妨げない構造(格子・固定シャッターなどで塞がない)
  • 割れにくい特殊ガラス(網入り・合わせガラス等)は不可
  • 道路に面する壁面10m以内ごとに設置
  • 道から直接視認できる位置に設置

 

 

 

話は変わりますが、小さな頃に読んだ『100かいだてのいえ』という絵本が好きで、3階建ての家や背の高い集合住宅が好きです。

いま、私のいる部屋の上下階では、違うことをして生活をしている人がいると思うと、寂しさが吹き飛び明るい気持ちになりますよね。

 

デザオ建設では木造3階建ての建築が可能になった頃から、木造3階建ての建築に挑戦してきました。

京都市内にはたくさんの実績があります。

3階建ての住宅は2階建てや平屋と比べると制限が多く自由度がないように感じるかもしれませんが、

限られた敷地条件でも、様々な設計手法を通じて、可能な限りご要望に沿った建物をご提案いたします。

京都で木造3階建てをご計画の場合は、是非ご相談ください!

 

今回は余談が多くなりましたが、今回はここまで。

次回もこうご期待。

 

デザオ建設では京都の敷地条件に合わせた住まいづくりを設計・施工一貫してご提案しております。

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